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今日から君もCS主催!DMCSの開き方

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こんばんは、ルゥです。

3月になり2019年度DMPランキングがスタートしました。

ここ最近、CS主催への興味が湧いている人をよく見る気がするのでCSの開き方をまとめてみたいと思います。

 

僕は2018年度から一年間、たか(@Taka_DM_Poke)と一緒にDM秋田CSを主催してきました。

この記事に一年間で得たノウハウをある程度は時系列に沿った形で書き残していきたいと思います。

 

  1. CSとは
  2. 開催するには-開催準備編
  3. 開催するには-イザジン編
  4. 開催するには-運営編
  5. 予算のやりくり
  6. 最後に

 

 

1.CSとは

※個人の見解です。

探してみたんですが公式にCSとは何かを記載しているところは見つけられませんでした。

CSとは、ひとことでいえば競技性の高い大規模大会です。

いわゆるガチ勢勝つために集まる大会ですね。

 

少し離れた話になりますが昔(~DS期)まではデュエルロード(店舗大会)の優勝者賞にプロモカードを配っていました。

そのためデュエルロードは「勝つこと」を目的としたガチ寄りの大会となっていました。

 

しかし、2016年Rev期のイベント革命によりデュエルロードはデュエ祭(現在のデュエマフェス)となり大会の趣旨が「楽しむこと」となり、今までのデュエルロードに通っていたガチな層にはCSサポートの強化(プロモカードとエリア代表不戦勝権)が始まりました。

 

そして主人公が変わり、カードデザインも変わった新DM期より「エリア代表戦不戦勝権利」が廃止され「DMPランキング」が始まりました。

 

DMPランキングは公認CSでの入賞によってプレイヤーにポイントが入り、全国ランキング、各都道府県ランキングに反映されるその名の通りのDMプレイヤーのためのランキングです。

 

現在開催を期待されているのはこのような公認CSサポートのある公認CSであると思います。

公認CSについてのまとめは以下の通りです。

  • プロモカードの配布がある。

  • DMPランキングのポイントがもらえる

  • CSサポートによって人数が集まりやすい。

次の項から公認CSの開き方について書いていきます。

 

 

2.開催するには-開催準備編

公認CSを開催するにあたり、欠かせないのが2つあります。

それは、

  • 会場
  • 協賛してもらえるカードショップ

です。

 

まずは会場を探します。

会場には、

  • 人数分の椅子や机が借りられること

  • 参加者全員が同時に対戦できる広いスペースであること

  • カードゲームの大会に利用できること

  • 9時間以上借りられること

が必須となります。

秋田CSでは9:00~20:00の11時間借りています。

最低ラインの64人でも進行が多少遅れる可能性や対戦が長引く可能性を考えると最低でも9時間は必要です。

また、参加費を取るイベントには利用できないところや料金が増えるところなどもあるので詳しく調べましょう。

 

次に協賛してもらえるカードショップを探します。

前述のCSサポートには個人では申請できず、タカラトミー公認店(公認大会を実施している店舗)からのみ申請することができます。

 

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協賛してもらえるカードショップが見つかったらDMPランキング公式ページの右上にある店舗ログインから店舗登録申請をします。

 

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この店舗登録をすることでCSサポートの申請をすることができるようになります。

これには時間がかかることがあるので早めにしておくことをおすすめします。

 

CSサポートには申込期限があり、開催月の2か月前が期限になっています。

5月開催なら3月中、6月開催なら4月中に申し込む必要があります。

これは開催日が上旬でも下旬でも変わりません。

 

実際にCSサポートを申請する流れとしては以下の通りです。

  1. DMPランキングから店舗ログイン

  2. 開催申請

  3. 必要事項を記入し、内容を確定。

  4. 内容にミスがないか確認したら送信。(重要

ここで送信をしないと申請されません。

 

申請が承認されると開催1か月ほど前にDMPランキングの大会日程ページに表示され、開催一週間前に店舗にCSサポートが届きます。

 

これで公認CSサポートの申請はできたので開催はできそうです。

ですがこのままではDMPランキングの大会日程ページにしか掲載されないので告知が不十分ですし、参加者の事前エントリー募集もできません。

ここから告知と事前エントリーの準備をしていきます

 

 

3.開催するには-イザジン編

さて、申請はできたのでここから告知と事前エントリーの準備に入ります。

これらを一気に解決してくれるのがCS情報掲載サイト「イザジン」です。

 

イザジンでは、

  • イベントの公開設定
  • イベント告知ページの設定
  • 参加者の管理
  • 大会・イベント結果掲載の設定
  • その他の便利機能

の全てが無料で利用できます。

現在多くのCSで利用されているほぼ必須な便利サイトです。

 

使い方は非常に簡単で、

  1. 主催者アカウントを作成、ログイン
  2. 大会イベントの作成
  3. 必要事項の入力

と、これだけで本格的なイベントページが作成できます。

 

ですがまだ告知が十分ではありません。

ほとんどのDMプレイヤーたちが情報源やコミュニケーションツールとして利用しているのがTwitterです。

公式のTwitterアカウントを作成し、イザジンのイベントページの告知をツイートしましょう。

 

前述の通り、プレイヤー達がCSの開催を知ることになるのはTwitterがほとんどです。

できるだけ早めにTwitterで告知しましょう。(秋田CSTwitterアカウント)

 

これで十分な告知ができました。

開催日が近づいてきたら次は事前エントリーです。

エントリーの開始日や時間はCSによって様々です。

個人的な意見ですが、開催日に近いほどドタキャンが減り、遠いほどドタキャンが増える傾向があります。

ですが近すぎると予定も立てづらいですし、秋田CSではバランスの取れた「2週間前の20時」にしています。

 

事前エントリーの時間になったらイザジンの「大会受付設定」を「参加受付中」に変更します。

これは手動です。自動ではありません。

 

事前エントリーの開始はイザジンのプレミアム機能(イベント毎に500円)を利用することで自動になります。

他にも便利な機能が増えるのでぜひ利用してみてください。

 

事前エントリーを行ったあとは参加者の管理を始めます。

まずは定員まで受付、定員後はキャンセル待ちに変更。

その後、キャンセルの連絡があった場合にはそのエントリーを削除し、定員までキャンセル待ちから受付します。

これは当日の参加率にも響くので参加者の管理はこまめに(1回/日程度)やりましょう。

 

この記事を書いている途中にクリエイターズレターvol.29にてDMPランキングの公認CS予約機能が公開されました。

内容を見る限り、受付に必要な最低限のことはできていると思うのでこのシステムを利用するのも悪くないかもしれません。

 

 

4.開催するには-運営編

運営は1人でもできないことはないですが慣れていないと不可能です。

少なくとも2人、ジャッジとスコアキーパーを探しましょう。

主催は当日にやることが少ないので主催兼ジャッジ、主催兼スコアキーパーなどでも大丈夫です。

 

実は公認CSのジャッジは認定ジャッジでなければならないという決まりはありません。

が、ルールに詳しくないとできないことには変わりありません。

ジャッジの仕事は、「デュエルマスターズ総合ゲームルールデュエルマスターズ競技イベントルールに基づく正確なジャッジ」です。

総合ルール┃デュエルマスターズ

https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/

どちらも熟読しましょう。

認定ジャッジの方が書かれたブログなども参考になるものが非常に多いです。

 

スコアキーパーの仕事は、「正確なスコアを出し、予選順位を決定すること」です。

予選順位の基準はCSによってさまざまです。

自分に合った方法を採用してください。

今までに見たことがあるのは、

  • TCGマイスターを利用したオポネント(OMW)制
  • 4-1(5-1)以上のみ予選上がり(オポ関係無し)
  • 自作ツールによるマッチングetc...

僕はジャッジもスコアキーパーもどちらも経験がありますが本業(?)はスコアキーパーなので、これについてはまた別の記事で詳しく紹介したいと思います。

 

 

5.当日の運営

おそらくこの記事を読んでいる方はCSに参加経験のある方だと思いますが、CS当日の流れはどこのCSでもほとんど変わりません。

  1. 会場設営

  2. 受付

  3. 開会式

  4. 予選

  5. 本戦

  6. サブイベント

  7. 閉会式

 

以下秋田CSのスケジュール

①会場設営

9:00~10:00

椅子と机を並べ、机に卓番号を振る。

 

②受付

10:00~11:00

参加費とデッキシートを受け取り、参加賞を渡す。

時間になったらキャンセル待ちの受付開始をアナウンスする。

 

③開会式

一回戦のマッチングをコールしてから始めるとスムーズ。

軽い挨拶、スタッフ紹介、ルール説明、諸注意などを行う。

長すぎるのも進行に響くので手早く終わらせる。

 

④予選

制限時間15分、時間切れの場合EXターン(制限時間5分)、決着がつかなければ両者敗北

軽く歩き回りながら問題行為があった場合注意するが、対戦に干渉することは絶対にしない。

 歩き回ったりジャッジを呼ばれたときにすぐに行けるようにするため、(会場が余程広くない限り)対戦終了後も立ち歩き禁止にしたほうが運営がしやすい。

予選のスコアが完全に同じ場合のみスペシャルゲーム。

 

⑤本戦

昼休憩後、本戦前にデッキチェックを行う場合がある。

ここから二本先取のマッチ。

1,2回戦は制限時間40分、時間切れの場合EXターン(制限時間無し)、決着がつかなければスペシャルゲーム。

決勝準決勝三決は時間無制限、会場の都合で制限時間を設けることもあるかもしれない。

観戦は可能だがパーテーションで仕切るなどして集中できる環境を作る。

 

⑥サブイベント

本戦と同じタイミングで開始。

一本先取のトーナメント、レギュレーションは時期によって異なる。(殿堂、2ブロック、ブロック構築戦など)

緩い雰囲気で進めるのでDMに限らずいろいろなイベントが考えられる。

最近の流行りだとポケカスマブラなどもいいかも?

本戦の邪魔にならない程度にすること。

 

⑦閉会式

表彰、賞品の受け渡しなど。

会場撤収の時間になるまではフリースペースとして開放するが、使わないものは片づけておく。

時間になったら片づけ、撤収。

 

6.予算のやりくり

CSでの予算の使われ方が気になったことがある人は多いのではないでしょうか?

ここでは現在企画中の次回の秋田CSでの収支について公開したいと思います。

あくまでも””秋田CSの””収支です。

これを見て他のCSに文句をつけたりすることは絶対にしないでください。

 

まず収入ですが自腹を切らない限りは、参加費×定員となります。

  • 参加費1000円 × 定員108人 = 108,000円

しかし、残念ながら定員が埋まっていたとしても当日のドタキャンなどで定員割れすることはよくあります。

予算ギリギリの設定ではなく7,8割の予算で運営できるように設定します。

 

秋田CSでの支出は以下の通りです。

DMRP-09からの新価格対応済み

項目   金額(単価) 金額(円)
会場費   655 11 7,205
賞品代 通常弾ボックス 5,184 12 62,208
  公式スリーブ 486 16 7,776
合計       77,189

賞品設定はベスト16全員に新しい公式の文明スリーブ、優勝4ボックス、準優勝3ボックス、三位2ボックス、四位1ボックス、サブイベントに殿堂構築戦(優勝1ボックス)と2ブロック構築戦(優勝1ボックス)の合計12ボックスを予定しています。

 

余った予算は当日の運営(2~3人)で等分して報酬としています。

 

 

6.最後に

CSの裏側をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

CSの開催には準備することが非常に多いですが自由度が非常に高いので自分が参加したCSで「これがこうだったら、、」と思っていたことがすべて実現できます。

少しでも実際にCSを開きたいけどどうすればいいか分からない、、という人の助けになれば幸いです。

 

僕個人では特にできることはありませんが、協賛していただいているR-SHOPさんやいわや書店さん、もう一人の主催のたか(@Taka_DM_Poke)やいけ(@Fai_ry_IKE)さんに支え支えられ運営してきました。

これからも感謝の気持ちを忘れずに頑張ります。

皆様今年度もよろしくお願いします。

次回秋田CS5月開催企画中です。

もしかしたらすごいことになるかも?

 

「これはどうしたらいいか」、「これも書いてほしい」など質問や意見等ある方は、ルゥ(@Rue1DM)までお気軽にどうぞ、返答後こちらの記事にも随時追記していきます。

 

 

更新履歴

2019.3.1 投稿